カラー理論が日本だけ独自の基準で作られているため、海外のお客様のヘアカラーの対応は、日本人美容師では難しいと思います。
先進国では国際標準のレベルスケールを元にカラー剤も作られているために、覚えてしまえば非常に簡単な理論で、国境を超えて、どんな人種の髪でもできるようになるのですが。。。
日本の薬剤は、日本人の黒髪だけを基準に作られているために、日本の理論と考え方で外国人の髪をすると、トンデモない色味が出たりします。経験のある方はグリーンが出てきたり、お化けのような青が出たり、びっくりすることがあったと思います。
オキシが6%までしか使っていないのもあります。海外では9%も12%も使用できますから、これまた大きなハンデとなってしまいます。
そこで、僕が銀座で働きながら、外国人向けのヘアカラー講習を開いておりますが、そろそろ日本の薬剤だけでは限界が出てきたように思われます。
日本のカラー理論もしっかり身につけないと、海外のカラー理論は語れませんから(思考回路がショートしちゃいます)僕も経験20年超えですが、まだまだ勉強させてもらってます。