北海道札幌市生まれ。
理容師の父、美容師の母の元に生まれるが、小さい頃から家の後継ぎは絶対に嫌だと話していた。
将来はプログラマーかシステムエンジニア、研究職につきたいと思っていたが、英語が苦手すぎて、高校入試の英語の点数は「8点」、しかし理科が「満点」で志望校に入れるという偏った成績だった。
英語は赤点でも、物理は学年トップという高校生活だったが、大学へ行くには理科と数学が得意でも入れず、英語がネックとなり進学を諦める。将来は経営者になりたいと思い、手職の世界に入って10年くらい修行すれば社長になれると思い、調理師か美容師か迷ったが、実家が理容室なのに調理師はないだろうという親の突っ込みで、理美容師の道へ。
実際に、この世界に入ってみると、先輩達のあまりのチャラさと頭の悪い輩の集団で後悔をする。しかし自分の居場所は薬剤などの化学、毛髪科学、売上げなどの分析をすることだと見いだし、辞めずにすむ。
20歳の時に「30歳までに年商1億円のサロンをオープンさせること」という目標を掲げるが、共同経営のパートナーに1200万円以上のお金を使いこみされ、あっさり夢は消え失せる。
30歳になり新しい夢を設定し、アメリカへ渡る。友達のお姉ちゃんがアメリカ人と結婚をし「海外では日本人の美容師がいなくて、みんな髪の毛に困っている、一人でも多くの美容師が海外に出てくれれば、どれだけ助かるか」という言葉に、自分の技術が海外在住の日本人に役立つのであればと一大決心した。
英語が一言も話せなかったので、アメリカでは日本人に頼るしかなく、日本人のお客さんしか担当できない。ここで英語が話せれば色々な国のお客さんに日本の技術の良さを伝えられるのにと思い、語学留学の為にオーストラリアへ渡る。
語学学校では、英語の話せない生徒の集団だったので、ここにいては上達しないと思い、専門学校のビジネスコースへ通う。朝4時に起きて勉強し、1日12時間は勉強して英語を覚えた。
そして美容師の専門用語を覚えるには現地の美容専門学校に入って学ぶのが良いと思い、美容専門学校へ入りオーストラリアの資格も取った。
以下の写真はクラスメイトと授業風景
オーストラリア人経営の美容室
ヘッドハンティングを受け、現地の美容室から4年の労働ビザをもらった。ここで日本人と白人のカットとカラーの違いを学ぶ。
縮毛矯正は特別な技術
日本では、経験の浅いアシスタントが縮毛矯正を担当することが多く、その分、信じられないくらいダメージを受けたり、髪が溶け落ちたり事故も多い。
しかし、西洋の国では、縮毛矯正は特別な技術で、理論もしっかり、薬剤の知識もしっかりないと、簡単にはやっていけない技術。
毛髪科学を勉強し、薬剤の成分なども海外の特許文献などを読んで勉強すると、ダメージを少なく矯正をしっかりかける難しさを目の辺りにする。
多くの日本で働いている日本人美容師の縮毛矯正の知識の薄さと技術の低さは、本当に見ていて恐ろしくなる。どれだけ多くのお客さんが縮毛矯正で失敗してきたか…。正しい理論を教えたいと思っている。
学校で授業も
日本に戻っては、理美容専門学校で授業をやってきた。
美容師は離職率が高く、殆どの生徒が辞めていく。
美容師は多くの可能性を持ち、色々な働き方があるのだと、若い美容師さんに伝えて行きたいと思ってます。
クイーンズランド大学では、年に数回、日本語を教えるために教壇に立っています。言語を習得する難しさは僕も経験しているので、日本語の歴史や文化も交えて現地の大学生に教えています。
今までに44を越える国籍のお客さんの髪を施術してきました。この多種多様な髪質をカットしてきたお陰で、日本人のクセ毛のカットを得意とするようになりました。
Afghanistan
Angora
Argentina
Australia
Austria
Belgium
Bolivia
Brazil
Bulgaria
Canada
Chile
China
Colombia
Denmark
Egypt
Ecuador
Fiji
France
Germany
Great Britain
Greece
Hong Kong
Hungary
India
Indonesia
Iran
Iraq
Ireland
Israel
Italy
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Malaysia
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Netherlands
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Panama
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Poland
Saudi Arabia
Serbia
Singapore
South Africa
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Thailand
Turkey
United Kingdom
United States
Vietnam
Zimbabwe