なぜ縮毛矯正の失敗が多い?

海外に出てくる美容師さんで、意外に多いタイプは、

「日本での練習や労働が厳しいから逃げて来ちゃった」でした。

そうなるとキチンと勉強していない美容師さんが多くて、びっくりします。

薬剤の使い方の知らいない美容師のケース。

  • 前髪だけ縮毛矯正をかけたいってお客さんに、薬剤を毛穴までたっぷり塗布し加温までして…(汗; はい、当然前髪は全部抜け(切れ)落ちて無くなりました。
  • 半年前に縮毛矯正をかけて、伸びた分をかけ直したいというお客さんに、「毛先まで薬をつけてもいいですか?」って、チオをたっぷりと毛先まで塗布&加温。そのやり取りを横で聞いていたが驚愕。もう無知にもほどがある。
  • この数年で、色々なタイプの薬剤が出てきて、チオだけではなくシステアミンやスピエラなど。システアミンを使えばダメージが無いと思って使用する美容師が多いみたいだけど、そんなの健康毛に使ってかかると思ってるのか。必ず一週間後にはかけ直しで戻ってきて、結果的にダメージに繋がる。

きちんと毛髪科学を勉強して、それから各種薬剤の特性を勉強し、明日来るであろうお客様の髪質やダメージに適応するように準備をしなくてはならないのに。あまりにも無知な美容師が多かったのには驚きでした。

余所のサロンで失敗した縮毛矯正をお直しする技術がつきました(嫌味じゃないですよ)。美容師が無知では困るって事を言いたいのです。

膨張・還元・軟化。この三つの関係はしっかり勉強しましょう。